キリフダ、JPYCステーブルコイン活用の包括支援サービス開始──事業戦略からシステム開発まで一気通貫

shoko-koyama
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キリフダ株式会社は25日、JPYC株式会社が発行する日本円建てステーブルコイン「JPYC」を活用した事業戦略立案・導入支援、ならびにステーブルコインを活用するシステム開発を包括的にサポートする新サービスの提供開始を発表した。

コンサルティングとシステム開発の両輪でサポート

同サービスは「コンサルティング支援」と「システム開発支援」の両輪で企業をサポートする。コンサルティング支援では、ステーブルコインを活用した新規事業や収益モデルの企画・立案、海外事例や規制動向を踏まえたユースケース検討、法務・税務を含む導入アドバイザリーを提供する。

システム開発支援では、ステーブルコインを用いた決済・送金システムの設計・開発、スマートコントラクト実装やウォレット連携の技術支援、セキュリティ・監査対応を考慮した運用基盤構築を行う。

企業が直面する3つの課題を解決

同社は企業がステーブルコイン活用で直面する課題として、概念の多様性による混乱、規制・制度への対応、技術実装のハードルを挙げている。明確な目的設定ができないまま検討が進むと実現性や収益性が不透明になりやすく、金融規制や税務処理への適切な対応も欠かせない。さらに、スマートコントラクトやウォレット連携といった専門性の高い技術は、自社のみでの開発・運用が容易ではないとしている。

サービスの特長

同サービスの特長として、事業戦略の立案からシステム開発、法務・税務の専門家によるサポートまでのワンストップ支援、企業の事業目的や自社経済圏に即した現実的なユースケース提案、セキュリティ・スケーラビリティを重視した堅牢な技術基盤を挙げている。

10月1日にセミナー開催

同社は10月1日16時から「ステーブルコインの現在地と可能性」をテーマとしたオンラインセミナーを開催する。JPYC株式会社のCEO岡部典孝氏とキリフダの山口睦生氏が登壇し、ステーブルコインの最新動向や具体的なユースケース、将来的な展望について議論する。参加上限は100名で、申し込みは同社サイトから可能。

キリフダは本サービスを通じて企業の新規事業創出や競争力強化を支援するとともに、国内外におけるステーブルコイン活用の健全な発展に寄与するとしている。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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