Defコンサルティング、BTC戦略転換でETH取得へ──56億円でイーサリアム購入を決議

水澤 誉往
7 Min Read
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

東証グロース上場のDef consulting(デフ・コンサルティング:4833)は19日、ビットコイントレジャリー戦略から方針転換し、計56億4,400万円でイーサリアム(ETH)取得を行うと発表した。同日開催の取締役会で資金使途変更とETH購入の両方を決議した。

戦略転換の背景と理由

同社は当初、新株予約権や社債発行で調達した資金をビットコイン取得に充当する予定だった。しかし「世界規模で進展するブロックチェーンの進化、とりわけイーサリアム(ETH)が果たす役割が急速に拡大している」として、対象資産をイーサリアムに一本化する決断を下した。

関連:Defコンサルティング、ビットコイントレジャリー事業を9月開始──約50億円でBTC取得予定

同社はETHを「次世代インフラ資産」と位置づけ、スマートコントラクトやDeFi、NFTといった新産業の基盤技術を支える重要性を強調。「単なる投資対象にとどまらず、今後の経済や産業構造そのものを変革し得る」資産として評価している。

資金調達と使途変更の詳細

変更対象となる資金調達は以下の通り:

  • 第6回新株予約権:7億円(既に行使完了)
  • 第1回普通社債:1億9,000万円
  • 第7・8回新株予約権:49億8,200万円

合計56億4,400万円を「デジタル資産トレジャリー戦略に基づくイーサリアム(ETH)取得」に充当する。支出予定時期は2025年9月から2029年3月までとしている。

運用戦略と今後の方針

取得するETHは長期保有を基本としながら、オプション取引やステーキング等の先端的手法も組み合わせることで「安定性と成長性の両立を図る」計画だ。同社は「資産価値の向上と収益機会の創出を同時に実現し、デジタル資産を活用した独自の成長モデルを構築する」と説明している。

今回の戦略転換により、同社は海外上場企業や金融機関で拡大するETH保有・活用の潮流に参画。Web3やDeFi領域への本格参入を通じて「未来の産業インフラ」への先行投資を実現する構えだ。

同社は今後のETH取得進捗について適時開示を通じて透明性高く情報提供していくとしており、暗号資産を軸とした新たな企業成長モデルの構築が注目される。

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
Follow:
株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA

厳選・注目記事

YouTube

あなたのプロジェクトを広めませんか?

JinaCoinでは、プレスリリースや記事広告、バナー広告など複数の広告を提供しています。詳しい内容は下記お問い合わせページよりご連絡ください。