キャシー・ウッド氏率いるARKインベストメント・マネジメントが運用する「ARKネクストジェネレーション・インターネットETF(ARKW)」の10月31日時点の保有銘柄データによると、暗号資産(仮想通貨)関連銘柄が全体の約15.7%を占め、次世代インターネット戦略における重要ポジションを維持していることが明らかになった。
暗号資産セクターへの大型配分

保有比率トップ3には、テスラ(9.79%、約2億3447万ドル)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(6.53%、約1億5646万ドル)に次いで、ARKビットコインETFホールドコ(5.95%、約1億4250万ドル)が位置している。これは同ファンドの暗号資産エクスポージャー戦略の中核を成すものだ。
第4位には米最大級の暗号資産取引所コインベース・グローバル(5.26%、約1億2604万ドル)が続き、第10位には米ドル連動型ステーブルコインUSDC発行企業のサークル・インターネット・グループ(3.15%、約7545万ドル)がランクインした。
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イーサリアムとソラナのステーキングETFも組み入れ
さらに、カナダの3IQが提供するイーサリアム・ステーキングETF(0.57%、約1358万ドル)とソラナ・ステーキングETF(0.29%、約694万ドル)も保有銘柄に含まれており、レイヤー1ブロックチェーンへの分散投資姿勢が示されている。第36位には暗号資産取引所ブリッシュ(0.95%、約2285万ドル)も組み入れられた。
ARKWは全50銘柄で構成され、テクノロジー大手のメタ・プラットフォームズ(2.26%)、アルファベット(1.99%)、エヌビディア(1.31%)、アマゾン(1.56%)なども保有する一方で、暗号資産関連銘柄への配分が際立つポートフォリオとなっている。




