【NFT × 自販機】24karat、スポーツNFTのリアル販売を開始──世界初の取り組み

JinaCoin編集部
11 Min Read

ブロックチェーンを活用したNFT(非代替性トークン)の活用が広がるなか、2025年7月に始まったばかりの新たな取り組みが注目を集めています。Web3マーケティング企業「24karat株式会社(トゥエンティフォーカラット)」は、スポーツNFT「Dapper Sports Collectibles(ダッパー・スポーツ・コレクティブルズ)」を、全国のサイネージ自販機を通じて販売開始。これまでオンラインでしか購入できなかったNFTを、街中の自販機から誰でも気軽に入手できるようになりました。

24karat株式会社とは?

24karat株式会社とは?
出典:24karat株式会社公式サイト

24karat株式会社は、2016年に東京都渋谷区で設立されたWeb3マーケティング企業です。NFTやトークンを活用したファンマーケティング支援を手がけており、国内最大級のWeb3プラットフォームの一つとして、ウォレットアプリ「24kZAP」やNFT販売マーケットプレイスなどを展開しています。

また、サイネージ自販機「AIICO(アイコ)」と連携したリアル体験の提供にも取り組んでおり、オンラインとオフラインをつなぐ新たなユーザー接点の創出を進めています。

どんなプロジェクト?

どんなプロジェクト?
出典:PR TIMES

このプロジェクトは、NBA公認のデジタルトレーディングカード「NBA Top Shot(NBAトップショット)」などを手がける米国企業「Dapper Labs(ダッパー・ラボ)」が開発したスポーツNFT「Dapper Sports Collectibles」を、日本国内のサイネージ自販機「AIICO」で販売する取り組みです。NFTを街中の自販機で販売する取り組みは、世界でも初めての事例とされています。

2025年7月中旬にスタートし、現在は東京都内を中心に展開が始まっています。NFTを「オンラインだけのもの」から「日常生活の中で触れられるもの」へと拡張し、より広い層への体験機会を提供することが、今回のプロジェクトの狙いです。

プロジェクトの仕組み

プロジェクトの仕組み
出典:PR TIMES

自販機のタッチパネルを操作し、画面に表示されるQRコードをスマートフォンでスキャンするだけで、NFTをその場で購入できます。専用の仮想通貨ウォレットやブロックチェーンの知識は不要で、誰でも簡単に購入できます。

購入したNFTはスマートフォン上のコレクションに追加され、いつでも確認することができます。一部の設置場所では、購入者限定のスポーツグッズや特典プレゼントなど、現地体験と連動したプロモーションが予定されています。

今後の展開と期待

24karatは、今後さらに多くのスポーツコンテンツや人気IPとのコラボレーション、自販機の設置拡大を計画しています。

秋以降は限定NFTや特典付きのキャンペーンが予定されており、今後も順次、コンテンツや機能の追加が行われる見込みです。

おわりに

今回の取り組みは、ブロックチェーン技術を日常に取り入れる実用的なアプローチとして注目されています。オンラインでの利用にとどまらず、街中の自動販売機で手軽にNFTを手に入れられるようになったことで、デジタル資産がぐっと身近になりました。こうした「リアル × デジタル」の融合が、今後どのように発展していくか期待が高まります。

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JinaCoin編集部です。JinaCoinは、株式会社jaybeが運営する仮想通貨情報専門メディアです。 正確性・信頼性・独立性を担保するため編集ガイドラインに沿って、コンテンツ制作を行なっています。 一般社団法人 ブロックチェーン推進協会所属
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