- AptosのMartian WalletとはAptos専用のWalletのことです。
- Matianの機能や設定方法について徹底解説!
- この記事を読むことでMartianへの理解を深め設定ができるようになる
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目次
Martian Wallet(マーシャン)とは?Aptos専用のWallet(ウォレット)
Martianは、Aptosの分散型アプリケーション(DApps)の一つでAptosで利用可能なオンチェーンウォレットを開発しているプロジェクトのことです。
その中の、「Martian Aptos Wallet」はAptosブロックチェーン上に構築されたAptos専用のWalletのことです。Aptos上には様々なWalletのプロジェクトが展開されていますが、MartianはAptos Labsに支援され14万人以上のユーザーを持つ最も有名なWalletです。
Martian(マーシャン)とは火星人という意味で、Walletのコミュニティはみんな火星人という設定のようです。
MartianはAptosにおけるメタマスクのような位置づけになり、現在Google Chrome互換ブラウザの拡張機能として提供されています。
そもそも、Aptosとは何なのかを以下で説明していきます。
Aptosの基本情報
プロジェクト・ブロックチェーン名 | Aptos(アプトス) |
ティッカーシンボル | APT |
開発元 | Aptos Labs |
発行上限枚数 | 130,000,000,00APT |
時価総額ランキング(2024年1月時点) | 26位 |
公式サイト | Aptos Labs |
Aptos(アプトス/APT)とは、Metaの元社員よって共同設立されたAptos Labs(アプトスラボ)と呼ばれるチームが開発している新しいL1(レイヤー1)ブロックチェーンとそれに関するプロジェクトの総称のことです。
レイヤー1ブロックチェーンとは、ビットコインやイーサリアムなどのエコシステムの基盤となるブロックチェーンのことを指しています。
Metaが開発を断念したグローバルステーブルコインプロジェクトLibra(リブラ)の流れを汲むAptosは、350人以上の世界中の開発者によって3年間にもわたる開発期間を経て2022年10月18日にAptosブロックチェーンのメインネットとしてローンチされました。
「元Metaの開発者が作った暗号通貨・ブロックチェーン」として現在、注目を集めており、実際に約500億円もの資金調達を成功させるなど期待値の高いプロジェクトと言えます。
そんなAptosについての詳しい情報はこちらの記事で解説しています。
これもう見た? Aptos(アプトス/APT)とは?|新しいレイヤ1ブロックチェーンの特徴や将来性を徹底解説!
では、具体的にどういった機能や将来性があるのか以下で解説していきます。
Martian(マーシャン)の機能・将来性
Martian(マーシャン)の機能として以下があります。
Martianの機能
- メタマスクの様に、Aptosに関連する資産の管理やdApp接続時に利用
- Aptosで基本的なdAppsを構築する
- Aptosでのトランザクションを簡単に調べることができる
- ウォレットの作成とインポート
- テストコインを入金して転送する
- ウォレットでNFTを表示・ミントできる
- Web3に関する情報を通知で受け取れる
今のところ挙げられる機能としては上記ですが、まだ開発途中のものもあり、非常に将来性のあるWalletです。
将来性がある理由としては以下が挙げられます。
Martianの将来性
- 大規模な資金調達に成功
- 様々なAptosベースのプロトコルとパートナーシップを形成
- 対応可能なOSを今後更にリリースし拡大予定
2022年10月末にRace Capital主導でFTX Ventures、Superscrypt、jump Capital、Aptos Labsが参加し計300万ドル(約4.3億円)の資金調達に成功しています。
また、マルチチェーン・リキッドステーキングプロトコルStaderなど、様々なAptosベースのプロトコルとパートナーシップを形成しており、今後更に多くの将来性のある機能が実装されていく可能性があります。
Martian Aptos Walletは現在、Google Chromeブラウザの拡張機能として提供されていますが今後、iOS版もリリース予定であり、更なるユーザー数の獲得に繋がる可能性があり、Aptosのメインウォレットとして更に発展をしていく将来性の高いWalletです。
ChromeベースのWeb3.0ブラウザである「Brave」でも同じようにWalletのインストールが可能です。
Braveについて詳しく知りたい方はこちらからを参照してください。
これもう見た仮想通貨BATとは?特徴と将来性、購入できる取引所を仮想通貨歴6年が徹底解説
Martian(マーシャン)で受け取れるエアドロップやNFT
現状、Martianで受け取ることのできるエアドロップやNFTは以下の通りです。
受け取れるエアドロップ・NFT
- Claim the Martian NFT(テストネットNFT)を入手できる
Claim the Martian NFTを入手したい方は、Martian Aptos Walletの導入とWalletアカウント作成済みであることが前提条件ですのでMartianを設定しておきましょう。
NFTはおそらく期間限定であるため早めに受け取っておきましょう。また、エアドロップは100%保証される訳ではないので注意してください。
Walletの設定方法とNFTの受け取り方については次章で解説していきます。
Martian(マーシャン)の使い方【設定方法】
Martianは今後Aptosのメインウォレットとして使われることが期待されているため、設定しておいて損はありません。
以下でMartian Aptos Wallet設定方法について解説していきます。
Martian Aptos Wallet設定方法
STEP
自動的にChrome ウェブストアに移動するので「Chromeに追加」をクリックします。
STEP
「Martian Aptos Wallet」を追加しますか?と表示されるためアクセス権限を確認し問題なければ「拡張機能を追加」をクリックします。
STEP
以下のページになるため「Create a New Wallet(新しいウォレットを作る)」をクリックします。
STEP
パスワード作成画面へと移行するため、任意のパスワードを2回入力します。「Terms of Service(利用規約)」と「Privacy Policy(プライバシーポリシー)」を確認しチェック欄にチェックを入れ、「CONTINUE」をクリックします。
STEP
Recovery Phrase(リカバリーフレーズ)という12個の英単語が表示されるので、スクリーンショットや紙などにメモし忘れないようにしましょう。「CONTINUE」をクリックします。
Recovery Phrase(リカバリーフレーズ)は、ウォレットを完全に復元できるとても重要なフレーズです。Recovery Phrase(リカバリーフレーズ)は運営側もわからないため一回失うと大変です。紛失したり他人に知られないように厳重に管理しましょう。
STEP
設定通知画面へと移行します。気になるサービスの通知を受け取りたい場合は設定しておきましょう。設定後、「CONTINUE」をクリックします。
STEP
最後に一つだけと言う画面に移行します。ここではキーボードのショートカットキーでウォレットを呼び出せることを教えてくれます。確認したら「CONTIUNE」をクリックします。
STEP
以下の画面が表示されたらウォレットの作成完了です。「FINISH」をクリックします。
STEP
URLバー横にあるパズルのピースをクリックしMartian Aptos WalletのピンをオンにするとURLバー横に固定表示されるため、頻回に使う場合は便利です。
これでWalletの作成は完了です。
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Claim the Martian NFT(テストネットNFT)の入手方法
Claim the Martian NFTの獲得には、ブラウザ拡張機能Martian Aptos Walletの導入とWallet アカウントの作成が済んでいることが前提なのでまだ設定が済んでいない方は必ず上記説明を参考に設定しておきましょう。
STEP
テスト用のAPT入手
Claim the Martian NFTの獲得の前段階としてテストネットのAPTをFAUCETからウォレットに入金する必要があります。
FAUCETとはテストネットのトークンを無料でもらえるシステムのことです。
既にMartian Aptos Wallet内にTestnetのAPTを保有している方は以下の手順は不要です。
Martian Aptos Walletを起動し、設定したパスワードを入力して「UNLOCK」をクリックします。
STEP
ウォレットのネットワークが「Testnet」になっているかを確認します。
左上の部分が「Aptos Testnet」になっていればOKです。
「Aptos Testnet」になっていなければ左上をクリックをします。
「Aptos Testnet」に切り替えます。
STEP
「AIRDROP」をクリックします。
STEP
APTOS Labsサイトに自動的に移行します。「SIGN IN」をクリックします。
STEP
外部サービス(Discord、Google、GITHUB)のアカウント経由でのサインインとなるため、アカウントをお持ちのいずれかの外部サービスをクリックします。今回は「Google」を選択します。
どのサービスも利用してない方は、いずれかの外部サービスでアカウントを作成する必要があります。
STEP
Googleのアカウント情報へのアクセス要求が表示されるので利用するアカウントを選択しクリックします。
STEP
SING INできたらウォレット接続を行っていきます。「CONNECT WALLET」をクリックします。
STEP
Aptosに対応した以下のウォレットが表示されるため「MARTIAN WALLET」をクリックします。
STEP
自動的にMartian Aptos Walletに移行します。承認要求として以下の画面となるため要求内容を確認し、問題なければ「APPROVE」をクリックします。
STEP
「ACTIVATE FAUCET」をクリックします。
STEP
「Tesenet APT token have been minted and are now available in your wallet」と表示されたらFAUCET完了です。
STEP
Martian Aptos Wallet内にAPTが付与されているかを確認しましょう。
20APTが付与されているはずです。
STEP
Martian Wallet NFTミントサイトに接続
NFT Martian walletよりMartian Wallet NFTミントサイトにアクセスします。
サイトとウォレットを接続するため「CONECT MARTIAN」をクリックします。
STEP
Martian Aptos Walletが自動的に起動するのでパスワードを入力し「UNLOCK」をクリックします。
一度ロック解除を行うと一定時間はパスワード不要のため以下の画面にならない場合もあります。
STEP
承認要求されるため、要求内容を確認し問題なければ「APPROVE(承認)」をクリックします。
STEP
NFTをミントする
「Claim the Martian NFT(火星人NFTを請求する)」と表示されるため「 MINT MARTIAN NFT」をクリックします。
STEP
承認要求の画面になるため、手数料を確認し問題なければ「APPROVE」をクリックします。
STEP
Martian Aptos Wallet内の下部メニュー左側から2つ目(四角が四分割されているアイコン)をクリックし「Martian NFT」が確認できればNFTの獲得完了です。NFTは即時発行されるためすぐに確認できます。
Martian(マーシャン)に関するよくある質問(Q&A)
Martian以外にも利用可能なWalletはありますか?
AptosのウォレットはMartian以外にも複数あります。
- Fletch Aptos Wallet
- Feivecha Wallet
- Pontem Aptos Wallet
- Spika Wallet
- Safepal
- Blocto Wallet
- ONTO Wallet
- Petra Wallet
など複数のウォレットが存在し利用可能です。
ただし、AptosはEVM(Ethereum Vietual Machine)と互換性がないためメタマスクに追加できないので注意が必要です。
Martian Aptos WalletのiOS版はありますか?
現在はありませんが今後リリース予定です。
現状はGooge Chromeブラウザの拡張機能を利用して使用します。
MartainのエアドロップやNFTはどれくらい稼げますか?
過去に行われたAptoseチェーンのネイティブトークンAPTのエアドロップは100万円を超える給付金となった様です。
対象者は「Aptosの初期ネットワークに参加した人」「Testnet NFTをミントした人」だったため、エアドロップやNFTで利益を上げたい人は前述で紹介したClaim the Martian NFTなどに参加を検討してみてはどうでしょうか。
まとめ
Aptos専用のWallet、Martian(マーシャン)について解説しました。
実際にエアドロップ(給付金)は必ず価値がつくかどうかは分かりませんが、実際にネイティブトークンAPTのエアドロップが100万円を超える給付金となったように価値をあげる可能性も十分にあります。
まずは無料で始められるMartian Aptos Walletを開設しておき、エアドロップやNFT配布などに備えてみてはいかがでしょうか。
参考文献
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