Convex Finance(コンベックスファイナンス)は、Curve Finance(カーブファイナンス)の利回りを最大化するために設計されたDeFiプロトコルです。カーブのCRVトークン
CRVをステーキングすることで、ユーザーは高利回りと追加報酬を獲得できます。コンベックスは、カーブのveCRV(ボートエスクローCRV)ブーストメカニズムを代行取得し、一般ユーザーが複雑な手続きなしに最大限の利回りを享受できるようにします。2021年5月のローンチ以来、DeFiエコシステムにおいて重要なインフラストラクチャとして機能し、総ロック価値(TVL)は数十億ドル規模に達しています。主要な機能として、cvxCRVメカニズム(CRVを預けることで自動コンパウンドと高利回りを実現)、vlCVX(16週間のロックでガバナンス権と手数料分配を獲得)、リワードブースト(カーブのveCRVブーストを代行)などがあります。ヤーンファイナンス、ステイクDAO、フラックスファイナンスなど、多数のDeFiプロトコルと統合されており、DeFiレゴの中核を担っています。
技術的特徴:
- カーブファイナンス連携: カーブのCRVトークンをステーキングし、ユーザーの利回りをブースト
- cvxCRVメカニズム: CRVをコンベックスに預けるとcvxCRVを受領し、自動コンパウンドと高利回りを実現
- vlCVX(ボートロックCVX): CVXを16週間ロックすることでガバナンス権と手数料分配を獲得
- リワードブースト: コンベックスプラットフォーム経由でカーブのveCRVブーストを代行取得
- プロトコル手数料: カーブリワードの一部をCVXホルダーに分配(手数料収益モデル)
- コントラクト監査済み: ミックスバイツ、トレイルオブビッツ、クアントスタンプによる複数監査実施済み
主な用途:
- ガバナンス: vlCVXによるプロトコル提案と投票
- 手数料分配: vlCVXホルダーはプラットフォーム手数料を受領
- リワード獲得: cvxCRXホルダーはCRXリワードを自動受領
- 流動性提供ブースト: カーブプールの利回りを最大限に引き上げ
トークン配分(総供給100,000,000 CVX):
- 流動性マイニング報酬: 50%(50,000,000 CVX、カーブLP向けインセンティブ、複数年分散配布)
- コンベックスステーカー&LP: 25%(25,000,000 CVX、プロトコル参加者向けインセンティブ)
- CRVロッカー: 10%(10,000,000 CVX、初期CRVデポジット者への報酬)
- チーム&投資家: 9.7%(9,700,000 CVX、1年クリフ後ベスティング)
- トレジャリー: 5.3%(5,300,000 CVX、プロトコル開発・運営資金)
※配分比率は公式情報とコミュニティ開示に基づく概算
資金調達:
- 公開セール: 実施せず(フェアローンチ形式)
- 初期資金調達: 非公開ラウンドで少額調達(詳細非公表)
コミュニティ配分:
総供給の約75%以上をコミュニティ(流動性マイニング、ステーキング報酬、初期デポジット者)に配布
主要プロダクト:
- コンベックスプラットフォーム: カーブLPトークンのステーキングと報酬獲得
- cvxCRV: CRV預け入れで受領する自動コンパウンドトークン
- vlCVX: 16週間ロックでガバナンス権と手数料分配を獲得
- ボーティアム: CVXガバナンス票を市場取引可能にするプロトコル
- ワーデン: vlCVXの流動性を解放するプロトコル
- ユニオン: CVXエコシステム内での協調プロトコル
ユースケース:
- カーブファイナンスの利回り最大化
- DeFiレゴ連携(イヤーン、ステイクDAO、フラックスなど)
- DAOトレジャリー運用(DAOsがカーブLPをコンベックス経由で運用)
- CVXエコシステム拡張(ボーティアム、ワーデン、ユニオンなど)
セキュリティ・監査:
- 監査実施済み: ミックスバイツ、トレイルオブビッツ、クアントスタンプなどによる複数監査
- バグバウンティ: イミューンファイ経由で継続的バグバウンティプログラム実施中
- オープンソース: コントラクトコードはギットハブで公開
ガバナンス:
vlCVXモデルに基づくオンチェーンガバナンス。CVXを16週間ロックしてvlCVXを取得することで、投票権と手数料配分権を獲得します。スナップショット投票プラットフォーム経由でオフチェーン投票を実施し、コミュニティ主導でプロトコルパラメータ調整、手数料モデル変更などを決定します。
ロードマップ・今後の展開(公式情報ベース):
- レイヤー2展開: アービトラム
ARB、オプティミズム
OPなどへのコンベックス展開を検討中 - マルチチェーン対応: イーサリアム以外のカーブ展開に追従予定
- ガバナンストークン進化: vlCVXモデルのさらなる最適化
- プロトコル手数料モデル改善: DAO投票による継続的改善
リスク・注意事項:
- スマートコントラクトリスク: DeFi特有のコントラクトバグ、ハッキングリスク
- カーブ依存リスク: コンベックスのビジネスモデルはカーブファイナンスの成長に強く依存
- 流動性リスク: vlCVXは16週間ロック必須、即時流動性なし
- 規制リスク: DeFiプロトコル全般に対する規制動向の影響
- トークン価格ボラティリティ: CVX価格は市場センチメントに大きく影響される